「Noto Sans」とは

GoogleがAdobeと共同開発した無料フォント「ファミリーNoto Sans CJK」をリリースしました。
MSゴシックに近いような印象ですが、非常に洗練された形でデザインされています。
また7種類のウェイト(太さ)を備えている点も無料では珍しく、使いやすくなっています。

MSゴシックと７種類のNoto Sans

フォントの向き不向き

当社で新聞を作成するときには、見出し、本文、キャプションのそれぞれにおいて、
最も可読性が高く新聞に適した、別々の有料フォントを使用しています。
このようにフォントにはそれぞれ作られた理由と向き不向きがあります。
MSゴシックは元々スペックの低いPCでの可読性を重視して作成されたもので、
印刷された時のフォントの美しさまでは考慮して作られていませんでした。
Noto SansはGoogleとAdobeが共同開発しただけあり、シンプルですが綺麗なフォントに仕上がっています。
また、現在のPCでの読みやすさを考えながら印刷用としても考えられていますので、
まさに最新デザインのフォントであるといえます。

Noto Sans CJKのダウンロード＆インストール方法

ダウンロードは以下のサイトから可能です。
各言語毎にNoto Sansが用意されていますが、日本で必要なのは「CJK」という物です。
（「CJK」というのは「Chinese」「Japanese」「Korean」の頭文字を取ったものです）

Noto Sans CJK JP ダウンロードリンク：Google Noto Fonts
http://www.google.com/get/noto/#/family/noto-sans-jpan

ダウンロードサイトではまず画面内の地図から日本（Japan）を選びます。
右上のDownload All Fontsを押すと全ての国のフォントをダウンロードするので時間がかかります。

①「Japan」をクリックすると選択肢が出てきますので「Japanese」を選びます。
②左下の「All Fonts」の下に「Japanese」が出てくるのでクリックします。
③右側に見本とダウンロードボタンが出てくるのでダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍すれば７種類のフォントが入っているのでインストールすれば使えます。

新聞や広報紙などはより多彩なフォントを所持しているプロに任せた方が良いですが、
ちょっとした会議資料くらいであれば無料のNoto Sansを使ってみるだけで、
いつもより読みやすいと評価して貰えるかもしれません。
一度試してみてはいかがでしょうか。